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妊娠中の立ち姿勢が悪いと産後の歪みがひどくなる!?
妊娠中の方の姿勢を見るとかなり崩れている方が多く、ほとんどの方が反り腰になっている印象を受けます。
妊娠前と比べお腹が大きくなってしまうので、正しい姿勢がキープしにくくなってしまうのが大きな原因です。
そこで、妊婦さんの正しい姿勢(立ち方)をお伝えしようと思います。
無意識になってしまう反り腰
妊娠中は、ホルモン(リラキシン)の影響で骨盤を安定させている靭帯が緩くなって、骨盤の関節や腰に負担がかかりやすくなっていきます。
更に、妊娠後期にはお腹がどんどん大きくなってくるので、その重みで正しい姿勢をキープするのが難しくなってしまいます。
主にこの2つが原因で反り腰になりやすくなってしまうのです。
反り腰を放置しておくと・・・
姿勢が悪い状態で、反り腰をほかっておくと腰痛や骨盤・股関節の痛み、肩コリなどの症状が出やすくなってしまいます。
更に、産後も反り腰の癖がついた状態になってしまうので、ぽっこりお腹や恥骨・尾骨の痛みなど様々なトラブルの原因になってしまいます。
正しい姿勢で反り腰を解消しましょう!!
骨盤の関節・腰への負担を減らすような立ち姿勢をキープできるようにすることで、腰痛や骨盤・股関節の痛み、肩コリなどの症状を回避することが出来ます。
更に、産後のトラブルの回避にもつながるので正しい姿勢をキープできるようしっかり意識して下さい。
骨盤を立てます
まず、おへそを凹ませる様に骨盤を起こし、立てていきます。
この時、お尻の穴を締めてお腹に少し力を入れてあげると良いです。
すると、お腹が前に出ててお尻太ももが後ろに下がっていたのが、お尻太ももが前に出てお腹が後ろに下がってきます。
腰の反りが減って、お腹が下半身の真上に乗る様にしてあげましょう。
重心を前にする
重心をかかとより少し前(土踏まずの少し前)ぐらいに乗せてあげましょう。
かかとに重心があると腰が反りやすくなってしまいます。
背筋を伸ばす
反り腰になっている方は、同時に猫背になっている方がほとんどです。
背筋をしっかり伸ばしてあげて、目線も下ばかり見るのではなく、まっすぐ前を見るように心がけてあげましょう。
腰が硬くて立てられない
妊娠前から反り腰で癖が強くついてしまい、柔軟性がなく、なかなか骨盤を起こせないと言う方もいるかと思います。
そんな方に簡単なストレッチをお教えします。
腰のストレッチ方法
柱や壁を使って、『頭→肩→お尻』がつくように立ちます。
かかとは少し前に出して下さい。
腰が反っている方は、背中と壁に隙間が大きく出来ていると思います。
その隙間を埋めるように、背中を壁に近づけていきましょう。
これを、繰り返し行い、背中と壁がついた状態をキープできるようになれば、骨盤を立てる感覚が身に付いて行きます。
※この体勢がきつい場合は、膝を曲げて行っても良いです。
妊娠中の姿勢を見直してあげましょう
妊娠中は、赤ちゃんの成長に伴って、姿勢が変化していきます。
徐々に変化していくので、姿勢が変わったことを自覚しづらく、そのまま生活していると腰痛や肩コリなど不快症状が出やすくなってしまいます。
また、妊娠中の骨盤は、通常よりもデリケートな時期なので、普段の姿勢を見直して、丁寧な生活を心がけるようにしましょう。
そうすることで、妊娠中・産後のトラブルも少なく過ごして頂けると思います。
とても快適に過ごすことが出来るのでぜひ実践してください。
※こちらも参考にして下さい!!
妊娠中に気をつけたい姿勢!!(座り方)