• TOP
  • コラム
  • 妊娠中の『腰痛』と『今日からできるストレッチ』
2019.04.12
プレママ整体

妊娠中の『腰痛』と『今日からできるストレッチ』

目次

    妊娠中の「腰痛」はなぜ起きるのか


    9b577c64fa8b89738cdf3c2ca32928c4_s

    赤ちゃんをお腹の中に授かり、妊娠が成立した時点でカラダ中の関節や、骨盤を柔らかくするようにホルモンが命令を出し始めます。

    妊娠初期から分泌量が少しずつ増えていき、出産の時がピークに分泌されています。※帝王切開の場合でも同じようにホルモンの作用はしています。

    このホルモンは出産後にピタッと止まらず、産後6ヶ月かけて分泌量を減らしていきます。

    妊娠中・出産時・出産後に深く関係のある、重要なホルモンです。

    腰痛はホルモンの作用?


    このホルモンは、骨盤周りの靭帯を緩ませ、出産に向け骨盤が少しずつ開くよう働きかけるのですが、靭帯が緩むことで、骨盤は不安定になりグラつきやすくなり、歪みやすくなります。

    骨盤が緩い時期は、骨盤が不安定なので今まで通りの日常生活でも歪みが出やすく、歪みから周りの筋肉へのストレスになり腰痛の原因になっていきます。

    お腹の重みが「腰の痛み」と「反り腰」へ


    妊娠後期になるとお腹はどんどん大きくなり、総重量はおおよそ8㎏になると言われています。

    お腹の重みを支えるために上半身が後ろにのけ反った姿勢(反り腰)を、妊娠後期のママは無意識にしてしまいがちです。

    大きくなったお腹に前へ引っ張られる反り腰は、腰痛の原因となってしまいます。

    ホルモンの作用で反り腰に?


    妊娠の初期からホルモンの分泌が始まる為、お腹が大きくない時期でも、骨盤まわりは柔らかくなっています。

    もともと骨盤が歪んでいた人の場合は、更に歪みが大きくなり、反り腰も強く出やすく、腰痛になる人が多いです。

    現代人の生活環境は座り姿勢でじっとしている時間が長く、骨盤周りの筋肉が弱いために、骨盤が緩みすぎてしまうママが増えています。

    妊娠中でも調整できます


    骨盤の歪みは妊娠中でも調整することが可能です。

    むしろ妊娠中にきちんと整えたほうが、出産の時の安産や後陣痛が楽になり、産後の回復にも良い影響がでます。

    妊娠中に骨盤を整えておいて、腰痛も緩和された、なるべくストレスのない状態で出産を迎えられることは、ママはもちろん生まれてくる赤ちゃんにとっても、とても大切なことだと言えるでしょう。

    「腰痛」にならないために


    できるだけストレスのない状態で、出産を迎えるために以下を注意しましょう。

     ・腰回りを冷やさない
     ・姿勢を崩さないよう意識する
     ・腰痛ベルト、骨盤ベルトを活用する
     ・軽い運動を心がける

    腰痛対策には、まず腰回りを温めることを心掛けましょう。

    ゆるめの腹巻や入浴、軽めの運動等、体を芯から温めることが大切です。

    妊婦専用の腰痛ベルト、骨盤ベルトで腰周りを支えてあげることも有効です。

    ベルトは、骨盤を整え、妊娠に関わる不調を軽くすることや産後の体の戻りを早める効果もあります。

    妊娠中もできるだけ運動不足にならないように体を動かし、背中の筋肉が緊張しにくい環境を作るようにしましょう。

    腰痛予防のストレッチ



    膝倒し運動


    ・仰向けに寝て両膝をたてます。

    ・息を吐きながら両膝を片側へ倒し、首は反対方向を向きましょう。

    ・息を吸いながら両膝を戻したら反対も同様に行います。

    ・左右5回づつで1セット、一日3セットを目標に行いましょう。

    ※絶対に無理にやらないでください。

    プレママ整体(妊婦整体)の詳しい内容はコチラ
    この記事を書いた人

    天白植田院 院長

    フジタ マサユキ

    こんにちは!!天白植田院 院長の藤田です。学生時代から筋トレをするのが好きで今でも続けているのですが、はじめの頃はよく怪我をしていました。フォームもしっかり気を付けて行っているのに頻繁に腰や肩を痛めてしまっていて、すごく悩んでいました。そんな時に整体に出会って、身体の歪みが原因だという事を知りました。左右の歪みや巻き肩など、歪みによって正しい可動域で身体を動かすことが出来ていなかったのです。身体が歪んでいればバランス良く身体を動かす事が難しくなるため怪我にも繋がりやすくなってしまいます。この時の経験がきっかけで整体に興味を持ち、直ぐに整体の世界に飛び込みました。まず整体学校で東洋医学・基礎医学・解剖学・筋肉調整術・骨格矯正術などを学び卒業し、その後中国に渡り本場の治療法を学びました。これまで、様々な痛み、不快症状、歪みに対応できるよう技術を磨いてきました。数多くの施術を経験してきた中で、痛み・姿勢の改善・産後の不調改善などどのような症状でも対応できるようになってきました。おかげさまで、整体・骨盤矯正はもとより産後の骨盤矯正の施術にも高い定評があり、ご好評頂いております。どこに行っても改善されなくて困っている方に1人でも多く笑顔になってもらえるよう、手技術と知識を生涯掛けて研究・勉強して根本的に改善する事のできる整体師として1番をとれる様に今後も日々精進してまいります。

    宜しくお願いします。

    資格・略歴
    平成6年生まれ
    中国整体(推拿)師養成学校卒業
    山東中医薬大学付属病院 推拿科(整体科)留学
    尾頭橋整体院 天白植田院 院長
    日本骨格矯正研究会員
    JHA会員
    関連記事
    尾頭橋整体院公式Facebook 尾頭橋整体院公式Instagram